「長年経理でやってきた俺を、組織はこんな形で切り捨てるのか」
JOC経理部長の森谷靖さんが都営浅草線で飛び降り自殺した事件。黒い噂の絶えないオリンピック関係者の自殺ということで他殺説も流れる中、森谷靖さんが経理部部長だったのは僅か3か月足らずだということが判明しました。
JOC森谷靖は自殺「ゆっくりと進んで行った」目撃者が語る
JOC経理部長である森谷靖さんは、6月7日に都営浅草線中延駅で飛び降り自殺しています。ツイッターには森谷靖さんが電車に飛び込む、まさにその瞬間を目撃したというツイートが寄せられていました。
目撃証言によると、森谷靖さんはゆっくりと電車に飛び込んでいったという話。その姿は自ら覚悟を決めて飛びこんだと思える様子で、森谷靖さんが誰かに突き落とされたということではなさそうです。
その方が並んでいたのは、最後尾車両の後ろから2番目の扉の位置。2列で待ってて、亡くなられた方は右側の先頭(私は左側2番目)。列車が来るアナウンスの後、ゆっくりと前に進み止まることなく入ってきた電車に飛び込んだって感じです。
世間ではオリンピック委員会の不正なカネの動きが噂され、しかも森谷靖さんが電車に飛び降りた2日前にも「報道特集」で組織委員会の人件費についての情報がリークされたばかり。
森谷靖さんの飛び降り自殺が番組の放送直後だったことで、森谷靖さんの飛び降りは他殺だったという説もあります。事故の目撃者には女性セブンも取材を申し込んでいますが、週刊誌も森谷靖さん自殺の真相を探ろうと必死に情報を集めています。
森谷靖飛び降り自殺の目撃者「都営浅草線中延駅、目の前に居た人が電車に飛び込んだ。」
女性セブン編集部「取材させてください」
もし森谷靖さんが誰かに殺されたのなら、この目撃証言もデマだということになる。そこでツイート主のアカウントを調べてみたところ、このアカウントが作られたのは2015年8月だとことが判明。
過去のツイートやフォロワー、目撃者がフォローしているアカウントも確認してみました。しかしプロフィールに書いてある通り、アイドル関係のアカウントとの繋がりが多いだけで、特に怪しいと思える所はありませんでした。
旭川で起きたいじめ事件のように、最近は何か事件が起きたらあちこちに火消しが表れるもの。しかし少なくとも、この目撃証言は偽装工作ではなさそうです。
森谷靖のJOC経歴「4月に経理部長になったばかり」
亡くなったJOC幹部の森谷靖さんとは、どんな人だったのか?今回の事件は地上波テレビではあまり報道されていませんが、めざましテレビでは森谷靖さんに関する重要な情報が明かされていました。
情報によると、森谷靖さんがJOCの経理部長になったのは、つい最近の4月からだということが判明。さらに森谷靖さんはずっと経理の仕事をしてきたということも分かっています。
「長い間、経理で頑張ってきた。口数が少なくて物静かだけど、とても芯が強かった」(関係者A氏)
出典(一部編集):東スポWeb(Yahooニュース)
森谷靖の経歴
- 今年(2021年)4月から経理部の部長
- まじめな性格
- JOCには珍しい文化系の職員
- JOCには1991年から在籍
- 1998年長野オリンピックも経験済
JOC森谷靖「俺は替え玉にされる」メンタル苦で自殺か
飛び降り自殺した森谷靖さんの経歴が一部明らかになりましたが、これが何を意味するのか?
JOCでの森谷靖さんは経理の仕事一筋ということで、4月に今までの仕事が認められ、ようやく部長に昇進したということになります。
しかし一方で、オリンピック委員会では不正にカネが動いているであろうことはほぼ明らか。業者の中抜き、政治家の着服、オリンピックを巡る不正疑惑にはキリがありませんが、そんな中で突然部長に昇進した森谷靖さん。彼は不正の責任を取るための、替え玉にされたということになります。
IOCのバッハ会長は「東京五輪を最高にクリーンな大会に」と語っていましたが、もはや政治家がカネを儲けるためのおもちゃに成り下がってしまったオリンピック。ひた隠しにしてきた不正がいざ世間にバレた時、誰かが責任を取って、バッシングされなければいけません。
そこでやり玉に上がってしまったのが、自殺した森谷靖さん。そもそも東京オリンピックの開催が目前に迫っている中、経理の責任者が異動すること自体、不自然な話です。
「なぜこのタイミングで?」おそらく森谷靖さん自身も疑問に思っていたであろう、異動の目的は責任者の替え玉。JOC内部の不正なカネの動きに関わっていた、前任者を守るための犠牲になったのが、森谷靖さんだったのです。
森谷靖さんが自殺するキッカケになったのは、やはり報道特集の放送でしょう。4月に異動したばかりの森谷さんがこの番組を見たら、なぜ自分が突然部長になったのか?その真の理由に気付いたはず。
JOCには30年も勤務してきた森谷靖さん。その仕事ぶりがついに認められて昇進、かと思いきやその実態はただの替え玉人事だった。事実を知った時のショックは、どれだけのものだったのでしょうか。
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