総武線パニック騒ぎ「窓際の女性が叫んだ」原因は集団ヒステリーか

9月21日朝9時すぎ、総武線亀戸駅～平井駅間を走っていた列車の中で突然のパニック騒ぎが発生。パニック騒ぎにより数人の乗客が線路上に飛び出し、総武線が一時運転見合わせになる事件が起きました。

パニック騒ぎの原因は車内にいた女性客が突然騒ぎ出したとのことでしたが、当時いったい何があったのでしょうか。

総武線列車が緊急停車「車内でパニック騒ぎ」

総武線パニック騒ぎの発端は、列車の先頭車両でした。先頭車両からは多くの人が2両目になだれ込み、パニック騒ぎに気付いた人がさらに後部車両に押しよせたことで、車内は玉突き事故のような状態に。

さらに何人かの乗客は2両目の非常用ドアのスイッチを押して逃走。最近あった小田急線の通り魔事件を思い出した人もおおかったのでしょう、車内のパニック騒ぎはあっという間に広まった模様です。

パニック騒ぎのあった車内にいた人によると、列車内は逃げ惑う人たちでごった返し状態になり、クツやメガネなど乗客の持ち物が散乱していたとのこと。

あまりに突然起きた騒ぎに、乗客は誰も何も分からないまま次々とパニック状態になっていきました。その様子はまさにパニック映画そのものです。

総武線車内パニック騒ぎ「人がなだれ込んで潰されかけた」

1両目から後部車両になだれ込んできた人は、我先にとお互いを押しあいへしあいしていました。今回の騒ぎでは目立ったケガ人は出ていませんが、一つ間違えれば逃げ回る乗客が将棋倒しのようになっていた可能性もありました。

総武線車内パニック騒ぎ「乗客2人が線路に立ち入り」

慌てた乗客のうち、少なくとも2人が2両目ドアから線路上に逃げ出したという目撃情報がありました。線路に逃げ出したとのことでチカン騒ぎだと思った人も中にはいたようですが、今回はそうではないようです。

パニック騒ぎが起きた当時の車内は、多くの人が逃げ出すことで頭がいっぱいだった模様。小田急線の事件が無ければ、パニック騒ぎがここまで広がることもなかったのでしょうが・・・

騒ぎに対応する駅員、警察の方も、何が何だか分からない状態での出動。外からハッキリ分かるのは「線路に飛び出した人がいる」ということだけ。今回のような騒ぎでよくあるのは、痴漢で捕まった犯人が線路に逃げ出すというケース。

警察がわもそれを想定して、乗客を捕まえるために行動していました。まさに全員がパニックだったのですね。

総武線車内パニック騒ぎ「5人ぐらいの窓際女性が叫び出した」

パニック騒ぎが始まった先頭車両では、窓際にいた女性たちが突然叫びだしたという目撃情報がありました。しかし女性たちがパニックになった理由は不明で、痴漢に巻き込まれたわけでも、刃物や爆弾のような危険物を持っていた人がいたという発表もありません。

これだけ大きい騒ぎになっておきながら、パニック騒ぎが起きた原因は全く不明。女性たちが精神的に参っていたのか、それとも何か見間違えでもしたのか。いずれにせよ不思議な事件です。

総武線パニック騒ぎ「正義マンが訳も分からず『逃げろー』」

総武線のパニック騒ぎが広まった原因は、最初に騒ぎ出した女性たちはもちろん、それに釣られて騒ぎ出した他の乗客にもあるようです。混雑した車内では「何が起きたか分からないけど、何かヤバそうだから逃げろ」という人がほとんど。

何があったのか？を確認する余裕のある人はほとんどいなかったのでしょう。とにかく必死になって逃げ回ったせいで、騒ぎが不必要に広がってしまったものと思われます。

「謎の正義マン」がパニック騒ぎを広げてしまったのも無理はありませんが、不用意に騒ぎ立てるとロクなことはありませんね。