ベルギー初代市長の心臓が隠された理由は儀式や宗教?転んで死亡という予想外すぎる死因

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海外、ベルギーの東部のベルビエで初代市長の心臓が噴水から発見されたという、耳を疑うようなニュースが飛び込んできました。しかも現地では「初代市長の心臓が噴水に隠されている」という伝説が昔から言い伝えられていたとのこと。

まずで小説か何かの設定でありそうなシチュエーションですが、これがフィクションではなく実際にあった出来事だということに驚きです。しかし、初代市長の心臓が当時から保管されてきたのは一体なぜなんでしょうか?

初代市長が亡くなったのは1839年、今から180年以上も前の出来事です。当時のベルギーには今では想像もできないような文化や、宗教上の儀式などがあったのかも知れません。

ベルギー初代市長の心臓が保管されたのはなぜ?

CNNニュースによると、初代市長の心臓は箱に入った状態で保管され、ベルビエ中心部にある噴水から見つかったと報道されています。今回心臓が見つかったきっかけは噴水の改修工事だったようですが、なぜ今まで心臓などという物が保管されていたのでしょうか?

心臓の持ち主であるベルギー市長、ピエール・ダビド氏が市長を務めていたのは1798年から1839年。当時のベルギーはオランダに支配されていた状態でしたが、1830年には革命が起こり、独立に向けての動きが活発な時期でした。

ベルギー初代市長
出典:Wikipedia

ベルギーが国として独立するかどうかの重要な時期に市長を務めたダビド氏ですが、彼の心臓が死後も保管されていた理由については判明していません。ですが、彼の心臓が保管されてきた経緯を見てみると、必ず何か理由があったように思えます。

彼が亡くなったのは1839年ですが、当初彼の心臓が保管されていたのは市庁舎の中でした。その後1880年代になって市の中心部に設置された噴水の中に移されています。

心臓を保管していた説は色々と考えられますが、もっともらしいのは「市長としての彼の功績をたたえて」という理由からではないでしょうか。噴水の中、しかもベルビエ市の中心部にある噴水をわざわざ選んだところに、いつまでもベルビエ市を見守ってほしいという尊敬の気持ちが表れているように思えます。

心臓が保管された理由には宗教も関係ありか

また、初代市長の心臓が保管されていた別の理由として、ベルギーで広まっている宗教が関係しているのではという説も考えられます。

ベルギーの宗教はキリスト教で、約75%がカトリック、残りの約25%がプロテスタントと言われており、その他にはイスラム教、ユダヤ教を信仰している人々もいるようです。

国民の大多数を占めるキリスト教では、イエス・キリストの人類に対する愛の象徴として心臓を崇め、たてまつる「聖心」という風習があります。この風習はキリスト教の中でも特にカトリックの間で盛んな習慣ですが、ベルギー国内でもカトリックが多数派です。

聖心
出典:ラパヌイ

記録によると初代市長は突然死してしまったとのことですが、彼が突然死した後、周りの人々は動揺しつつも初代市長としての彼の功績をどういう方法で称え、後世に残していくか?を考えたのではないでしょうか。

その時、キリスト教の「聖心」によって初代市長の心臓を後々まで保管することで、彼への敬意を表すという発想になったのも、自然な流れではないでしょうか。

ベルギー初代市長、転倒して死亡

心臓が保管されていた理由こそ明らかにされていませんが、当時の市民からは尊敬の念を抱かれていたと思われるベルギーの初代市長、ダビド氏。

彼は突然死してしまったとのことですが、記録によるとダビド氏が亡くなった原因はなんと家のガレージでの事故死という意外な理由でした。当時ダビド氏の自宅にあるガレージが緩んでいて、ガレージを運んでいた最中に転倒してしまい、頭部に致命傷を負ったことが原因です。

心臓が死後180年以上も大切に保管され、噴水で発見されるという物語のような話と比べると、何ともあっけない死因ですね。。

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