旭川市のいじめ事件加害者A子は第二の被害者だったのか?
旭川市で当時14歳だった廣瀬爽彩(さあや)さんがいじめを受けた後に凍死自〇した事件、犯人グループで実際に特定されたのは一部の人間だけ。
特定に繋がる情報を振り返ると、犯人グループの中でいち早く特定されたのはA子。旭川で出ている緘口令のせいなのか、他の加害者たちの情報は何も出ず、A子は加害者たちから早々に見捨てられた可能性があります。
旭川いじめ事件加害者達の関係
現在ネット上でまとめられている、旭川いじめ事件の加害者達についてのまとめ画像はこちらです。この画像では文春オンラインの特集記事や各掲示板(爆サイ、5chなど)、ツイッター上などでリークされた情報がまとめられています。
事件当時廣瀬爽彩さんのいじめに関わっていた加害者グループは10名以上。その中でも特にいじめ事件との関係が深いと言われているのが当時中学生だった5人(A子、B男、C男、D子、E子)でした。

文春の記事でもこの5人について直撃取材していたことから、ネット上での特定作業もこの5人を中心に進んでいる状態。しかし犯人グループが何人もいる中、特定された情報はA子とB男、そして当時の北星中学校の担任の先生に集中しています。
加害者グループには当時小学生だった子もいるため、10人全員の身元がネット上で特定されることはおそらくないでしょう。一方でA子とB男は卒アル写真まで流出するなど、加害者グループの中でも身元が特定されている犯人とそうではない犯人で、かなりの情報差があります。
D子やE子に至っては、女生徒だったという情報だけ。グループの取り巻きに近い残り5人には小学生がいるから、情報が伏せられているというのはまだ分かるのですが・・・

しかも最も行動が悪質だった、C男の情報がいつまで経っても出てこないというのが実際の状況。どこの学校でもよくある話ですが、今回の加害者グループの中にもヒエラルキーがあり、グループの中でも立場が強い加害者、立場が弱い加害者がいる、というのは簡単に想像がつくと思います。
「廣瀬爽彩さんの母親が虐待している」というウソ情報を流して警察の捜査をかく乱させるなど、悪知恵の働く旭川いじめ事件の加害者グループ。
記事の続きでは最も特定情報が多いA子の情報を辿っていきますが、A子は加害者グループの主犯、もしくはその親たちの保身のために切り捨てられたという線が濃厚です。

旭川いじめ事件加害者の実名リークはわずか5時間後
旭川いじめ加害者がネット上で特定された情報を追跡していきます。文春がネット上で廣瀬爽彩さんの実名と顔写真付きでいじめ事件を公開したのが4月15日。そしてツイッター上でいじめ事件の記事をツイートしたのが午後3時でした。
いじめ事件の加害者を特定する動きはその日のうちに始まり、なんと最初に加害者の実名情報が掲示板に流れたのは当日の午後8時。記事が公開されてからわずか5時間後の話でした。
(4/15 午後8時3分)
「個人名判明しました。 〇〇〇〇〇、△△△△ ここまでは判明しました。」

しかし情報元はネットの掲示板、当初は情報の信ぴょう性も怪しいと言われていました。この情報が加害者の実名だと分かったのは、次の日に廣瀬爽彩さん母親が投稿したFacebookによるもの。
この投稿も実名がリークされてからわずか4時間後(16日午前0時)の出来事ですが、母親の廣瀬里美さんは「フルネームが出ている男子児童=ボランティアの子」と加害者であることを否定。
加害児童の実名を特定している方 間違えています気を付けてください。
男子児童名のフルネームが出ている子はボランティアで娘を捜してくれていた子です。
その他どなたが名前出ているかは分かりませんが 新たな被害者を生む事になる為やめましょう。

一方でA子の名前については何も言わなかったことで、ネット上ではA子が加害者であると暗に認めた?と見なされています。
A子についての情報リークはその後も続き、旭川いじめ事件のことを知った地元民からのリークと思われる情報が次から次へと出てきました。
(4/15 午後8時14分)
「ウッペツ川だと近文から新道沿いに流れてる川だけど、△△△△って春光台の市営住宅に住んでる奴?」

旭川いじめ事件加害者A子の特定も1日足らずでほぼ完了
A子についての情報元はどれも爆サイ。地元民しか分からない情報が出てくると言われている掲示板です。
当然誰が書き込んだかは不明ですが、一度個人名が出てしまえば後は誰も止められない。A子を知る人が次から次へと書き込むことで、A個の個人情報は次から次へと暴露されていきました。
(4/15 午後9時26分)
「市営住宅に住んでる子の親って病院勤務?」

爆サイでの情報リークは止まることを知らず、ついにはA子のインスタIDが「mah_o215」だとという情報が翌16日の午前0時11分、リークされました。
しかし後々になって、ここで暴露されたインスタID「mah_o215」は別人のものだと判明。一時はA子の顔画像についてのデマ情報も出回り、無関係のインスタアカウントが晒されたりもしました。
【関連記事】廣瀬爽彩(さあや)さんいじめ犯人特定デマ「中尾まほインスタはタレントの拾い画像」

現在A子のインスタアカウントだと考えられているのはこちらの「maho_o215」。掲示板に書き込みのあったインスタIDとはほんの少し違いますが、インスタ画像と文春オンラインの取材記事の「茶髪」という情報が一致。
インスタ上では似たようなIDをしたアカウントが多く、初期の頃は他のアカウントがA子だという情報も流れていました。しかし文春の公開した「16歳、茶髪、ピアス」というA子の特徴が写真とほぼ一致。
正面から顔が写った写真こそありませんが、文春のヒントからイメージできる人物像とは確かに一致します。

A子の加害者グループでの評判「縁を切れ」
旭川いじめ加害者グループの中でもいち早く情報が特定されたA子ですが、文春オンラインの取材記事によるとA子は廣瀬爽彩さんと最初は友達だったという話。
年ごろの女の子同士、しかも同じ北星中学だということもあって最初の間は気兼ねなく話をする間柄だったのでしょう。しかも2人とも荒野行動をやっている者同士、話題が尽きることもなかったはず。
廣瀬爽彩さんとA子、2人だけでつるんでいればこんな事件は起きなかったかもしれません。。。

しかしグループにB男、C男が参加、そしてD子、E子とグループが拡大すると、A子はすぐに廣瀬爽彩さんをいじめる側に立ちます。
A子と廣瀬爽彩さんは同じ学校でしたが、元々B男との付き合いがあったA子にとっては、付き合いの長い方を優先せざるを得なかった。
グループの輪はどんどん広がり、少なくとも10人が加害者グループにいたとされている今回のいじめ事件。もしA子が廣瀬爽彩さん側に立てば、一緒にいじめに巻き込まれていたであろうことはすぐに想像がつきます。

しかしA子は地元旭川でも評判が悪いともっぱらの噂で、主犯の一人であるC男の母親も「A子とは付き合いをやめろ」とC男に話していました。
身内の親ならともかく、C男の母親が話した相手は無関係な文春の記者。雑誌に載るようなインタビューの場でわざわざ語るぐらいですから、A子は加害者グループ、特に親からの評判は最悪だったのはほぼ間違いないはず。
結果としてA子は加害者グループにいながらも、C男たちのようにグループ上位にいるという訳ではなかったという考えられます。

A子特定情報が流出するまでの異常な早さ
A子の実名が特定されてしまった経緯を振り返っても、他の加害者たちと比べて情報がリークされるのは異常な早さです。
数日~1週間かけて少しずつ情報が分かっていったB男やC男たちと違い、A子の情報のほとんどは記事が出たその日のうちに暴露。まるで文春記事が公開されるのを狙ったかのようなタイミングです。
特定情報もA子だけが詳しすぎる。A子の情報は勤務先から母親の名前、住んでいる団地名に至るまでとことん丸裸。D子、E子の情報がほとんど出てこないのと比べても、A子の情報ばかり次々と出てくるのはやはり異常です。

旭川いじめ加害者グループがA子特定情報をリーク?
いじめ加害者グループの視点に立ってみると、加害者たちの所に文春が取材した時点でいじめ事件が記事になるのはもう確定済。いつか記事が公開されてしまえばネット上で「犯人は誰だ」と特定祭りになるのは誰でも分かるはず。
ならばどうするか?ネット上での情報リークを防ぐのも限界がある、それならいっそ情報をこちらからネットに流してしまおう、という偽装工作を企てたというのが自然です。
ウッペツ川飛び込み事件では、大胆にも「廣瀬爽彩ちゃんが虐待を受けている」と警察相手にウソをついた加害者グループですが、それよりはずっと簡単。

何せやることはネットに書き込むだけ。大人相手に面と向かってウソを付くより、ちょっとネットの掲示板に書き込みするだけでいいのなら、軽い気持ちでやってしまったというのも想像できる話。
普段から荒野行動なり、ネットの世界が身近な子ども達なら尚更。グループチャットの感覚で名前を晒してしまったとしてもおかしくはないでしょう。
ネットに実名が出てしまうのがどれだけヤバいことなのか、小学生・中学生が理解できる訳もなく。ただただその場しのぎに仲間を売ることで、特定班の魔の手から自分たちを守ろうとしたのでしょう。

旭川いじめ事件加害者グループから捨てられたA子
その生贄にされてしまったのがA子。いじめ加害者グループの親が地元の有力者では?などと言われている中、A子一家は団地住みで母親は低年収の看護師。
旭川というムラ社会、子ども同士だけでなく親同士の繋がりもあちこちであったはず。むしろ親同士の方が社会的な立場がある分、裏の繋がりは子ども達よりもずっと強かったはず。
看護師であるA子の親に、地元の有力者との繋がりがあったとも考えにくい。グループの中で誰を犠牲にするか?もしそんな話し合いの場があったとするなら、A子の名前が真っ先に上がってしまったとしてもおかしくはない。

「廣瀬爽彩さんへ謝罪する会」A子の異様な反抗態度の裏
事件後に北星中学校で開催された「廣瀬爽彩さんへ謝罪する会」でもA子は反抗的な態度を崩しません。2019年9月11日に開かれたこの会に出席した加害者グループは、A子・B男とその保護者たち。
そこでのA子の態度と言えば、机に足を投げ出し「証拠はあるの?」と心無い言葉を投げかけるばかり。完全に被害者を挑発する態度ですが、裏を返せば余裕がない態度とも言えます。
今までバックについていた団体・個人がもういない。そんな中で被害者の追求を何とか一人でかわすしかなかったと考えれば、A子の必要以上に怒りを煽る態度も少しは理解できる。何しろ本人はただの中学生、その胸の内に抱えていた孤独さは廣瀬爽彩さんにも通じるものがあったのかもしれません。
【関連記事】廣瀬爽彩さんTwitter「中学校に行きたい」ついに届かなかった願い

A子は旭川いじめ事件第2の被害者か
事件の舞台となった旭川市立北星中学校の対応も、校長を筆頭に責任逃れするばかり。ネット上での炎上騒ぎなど全く気にする様子もなく「いじめは無かった」と頑なに否定する姿勢には、加害者の親たちと裏で繋がっていることを感じさせます。
「〇〇君、〇〇ちゃんの親はあの人だから、うかつに注意なんてできない。少々の事は放っておこう。」学校現場でのこんな話は、旭川でなくても日本全国、どこでも聞こえてくる話です。
加害者グループの中でも居場所がなく、しかもいじめ事件に加担したことでネット上に実名や住所までばらまかれてしまったA子一家。ひたすら隠ぺいに走る学校の教師たちや、加害者グループの間で板挟みにあっていたA子にも同情する余地はあるのかもしれません。

(追記)A子は無実?「主犯にされてしまった傍観者」
旭川いじめ事件を追いかけていた、いじめ専門家のふつざわしゅん氏。ふつざわしゅん氏は文春オンラインの記事を分析し、A子は主犯ではないただの傍観者だったと主張しています。これが本当なら、A子もまた被害者だったと言えるでしょう。
- 「Aが画像を送れと言っていた」というC男の証言はウソ
- Cの証言にはウソばかりで、信ぴょう性が全くない
- A子、B男は単なる傍観者に過ぎない
【関連記事】
旭川いじめ事件に新展開「週刊文春の記事にはウソがある」ふつざわしゅん氏指摘
旭川いじめコレコレ配信で加害者が母親騙りの可能性浮上
旭川いじめ事件加害者減刑の可能性「私刑による」裁判の行方は
廣瀬爽彩さん本人ツイッター「中学校に行きたい」その孤独な胸の内
コメント
いじめ加害者にも同じ自慰行為をさせろ。
それらを拡散させろ。
そうでもしないとこいつら反省しねーわ。
切実にこの事件に関わっている奴らの身元とか画像を早く公開して下さい。日本の法律とか関係無くて自分がどれだけの事をしたのかわからせないと、いじめ関係は失くならないので、加害者に関しては自由や、権利は必要無いでしょう。